僕は絵が得意だったので、高校に入学すると、美術部に入部しました。
数日たったある日、先輩から伝統行事を行うと言われ、
ワクワクしていると、先輩たちから告げられたその内容は、
「一年の中からジャンケンに負けた男女各1名ずつが全裸モデルになってデッサン」
というものでした。そんなことする学校がまだあるのです……。
まず、女子(一年女子は6人)のジャンケンから始まりました。
負けたのは、僕と同じクラスの女子で、僕が密かに好意を抱いていた子でした。
その女の子はとても可愛くて、胸も意外とありました。
そんな子の全裸が見れると思うと、この美術部の伝統に感謝をしました。
男子のジャンケンをする前に女子のデッサンを終えてしまうといわれ、
ジャンケンをせずにその女子の絵を描きました。
服の上からでも結構あった胸は、脱ぐと凄かったです。毛も生えそろっていました。
きれいという言葉はこの子の為にあるんだなぁと思いました。
普通に立つ姿勢は勿論、大股開きやオナニーのようなポーズもとらされ、
最終的に投票で大股開きに決定しました。
その女子は顔を凄く真っ赤にして少し泣いていましたが、
僕を含め男子部員は勃起していました。(ズボンの上からでもわかりました)
女子のデッサンが終わり、その女子が服を着ると、次は男子のジャンケンになりました。
1年男子は僕を含めて3人。一発で僕が負けてしまいました。
僕はどうしても負けたくない理由がありました。
高1にして短小(通常2cmほど)、包茎、毛もあまり生えていませんでした。
パンツを脱ぐと、先輩は勿論、同級生からも笑われました。
男子あと2人は少し気を使ってくれたのか、
あまり笑ってはいませんでしたが、女子5人は爆笑し、
あと一人――僕の好きなあの子――もクスクスと笑っていました。
勃起しましたが、もともと短小だったものが勃起したところで、
普通の人の通常時にも満たたないのです。
服を着終えると、僕とあの子の裸の品評会になりました。
あの子の方は「綺麗」「大人っぽい」「胸がでかい」「思わず勃起した」などでした。
男子部員が「勃起した」などといっても、あの子やほかの女子部員も笑える状況は凄いと思いました。
僕のほうは、「短小」「小さすぎる」「毛がないかもw」「あれでも勃起してたの?」
とかで、笑われてしまいました。当然です。
次の日から俺は先輩から「短小包茎君」と呼ばれるようになりました。
その後部活が終わって、教室に戻ると、あの子がいました。
僕の好きな女の子は「さっきは笑ってごめん」と言い、
「その……おちんちんが小さいのは、個性だと思う。
私も中学時代は貧乳で、おっぱいなんて呼べるものはなかったよ……。
中学の修学旅行でも苛められた。今でも元貧乳って呼んでくる人もいるし。
でもね……私は思うんだ。大事なところの大きさなんて、個性だって」
だったか、そんなニュアンスの言葉をかけてもらえて、吹っ切れました。
その後、メアドを交換して、文系教科が苦手な彼女のために
文系が得意な僕が、文系教科の勉強を教え、
逆に理系が苦手な俺には理系が得意な彼女に教えてもらうような関係になっています。
でも、付き合っているわけでも、性行為を行ったわけでもありません。
自然に一緒にいるだけだけど、周りからはどう見えてるのかな?